革靴のメンテナンス頻度はどのくらいがベストか?

メンテナンス,イメージ

革靴を買ったもののメンテナンスの仕方が分からないといったご相談をよく頂きます。

今回は、そんなご相談を解決するご説明の記事を書かせて頂きました。

chestpassの革靴を買っていただいたお客様はもちろんのこと、革靴を持っているが手入れの仕方が分からない方もぜひ読んで頂けますと幸いです。

革靴のメンテナンス頻度

極端な話をしますと革靴は1日履くだけでもブラッシング乾拭きをしたほうが良いとされています。

ブラシ

ほこりやちりなどが革靴の表面に付いていると見た目も悪くなりますし、皮を乾燥をさせてしまい劣化させてしまう原因になります。

手順としましては、

①シューキーパーを革靴に入れる。

②馬毛ブラシでブラッシングを行う。

③柔らかい布やグローブクロスで乾拭きをする。

といった順番になります。

馬毛ブラシなどの道具をお持ちでない場合は、柔らかい布で革靴を拭いて頂くだけでも時間が経つにつれて違ってきます。

お仕事で忙しい方ですと日々のメンテンナンスは難しくなってくるときもあると思いますので、休日に気分転換で靴磨きをされてみるのはいかがでしょうか。

月に1度は行いたいメンテンナンス

月に1度と見出しに書いておりますが、使用頻度でいいますと10回靴をお履きになりましたらメンテナンスをおすすめしております。

月に1度のメンテナンスは、乳化性クリームというものを使い、革靴に潤いを与えて艶を出していきます。

乳化性クリーム

お持ちの革靴の色に合わせて乳化性クリームをご利用して頂けたらと思います。

乳化性クリームを使った手順は、

①シューキーパーを革靴に入れる。

②馬毛ブラシでブラッシングを行う。

③クリーナーを使って汚れを落とす。

④乳化性クリームで潤いを与える。

⑤豚毛ブラシでクリームをなじませていく。

⑥柔らかい布で乾拭きする。

といった流れとなっております。

乳化性クリームを使いますと革靴のひび割れを防ぐことができ、長く綺麗な状態を保つことができます。

乳化性クリームは1000円~が値段の相場となっておりますので、革靴をお買いの際にまとめて購入されるのも良いかと思います。

3ヵ月を目途に行いたいメンテナンス

新しい革靴を履き始めて3ヵ月を経つ頃ですと、鏡面磨き(ハイシャイン)をすると丁度良いと思われます。

また別名でミラーシャイン、スーパーシャインなどとも呼ばれています。

鏡面磨きをする際は、油性ワックスというものを使って磨いていきます。

当社の製品のoldmanは鏡面磨きをしなくてもよい仕様となっておりますので、あまりお気にされなくても問題はありません。

oldman

履き始めて3ヵ月以上経ちますと、内側の汚れなども出てきているかと思いますのでホコリを優しく取り出したり除菌スプレーなどでメンテナンスすると良いかと思います。

鏡面磨きは、長く履き続けるためのメンテナンスというよりも光沢を出すための手入れになりますので必ずしも行わなければならないという訳ではないのです。

長期間履いた皮靴のメンテンナンス

靴底は履けば履くほどどうしてもすり減ってしまいます。

そのため、長い期間革靴を履き続けるにはソールのメンテナンスも必要となってきます。

ソール

ソールが大きくすり減ってしまった場合は、ソール全体を張り替えるオールソールという修理をする必要があります。

靴の製法によってオールソールができる回数は異なります。

オールソールできる回数は、一般的には3回~6回までとされています。

ソールのメンテナンスは、オールソールをするまでの期間を延ばすことにも繋がるため、靴を長く履くためには行っておきたいメンテナンスともいえます。

ご自身でできますソールのメンテナンスの手順は、

①シューキーパーを革靴に入れる。

②ソールの裏面のブラッシングを行う。

③クリーナーを使って汚れを落とす。

④乳化性クリームで潤いを与える。

⑤柔らかい布で乾拭きする。

といった手順になります。

長い期間、革靴を履いたとお感じになりましたらぜひソールのメンテナンスをしてみて頂けたらと思います。

おわりに

革製品はメンテナンスをしていくにつれて味がでてきますし、愛着が湧いてきてより大切にしようと思えてきます。

年数によって表情が変わってくる趣をぜひお楽しみ頂けたらと思います。

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