革靴の色が落ちてしまったら着色してみよう!

汚れた革靴,イメージ

革靴を履いていて毎回使用していると、知らない間に色落ちしている部分を発見してしまうこともあるでしょう。
結構革靴の色落ちは目立ってしまうので、そのままで履き続けるわけにはいきません。
困った時には、革靴の着色にチャレンジしてみましょう。
自分でも道具を揃えればできますので、手順などをご紹介していきます。

セルフで革靴を着色する手順

ペイント,イメージ

自分で革に色を付ける機会はそんなにないため、初めてで失敗したらと思ってしまう方もいるかもしれません。
高級な革靴で絶対に失敗したくない方はプロに頼むのが一番ですが、万が一のことがあってもまずは自分でやってみたい方はトライしてみましょう。

・準備するもの

道具が揃っていないときれいな着色ができないため、まずは必要なものを揃えにいきましょう。
色を取るための脱色剤、その後着色するための染料材、塗装に使いやすい「はけ」、マスキングテープを準備します。
ほかにも、すべての工程が終わった後に、普段革靴をお手入れするような道具が必要ですので、自宅にない場合も用意しておきましょう。
乳化性クリームや優しく拭ける布、豚毛ブラシも準備しておきます。

・色を付けたくない部分の保護

意図せず色を塗っているうちに、革靴の内側などに着色してしまう可能性もあるかもしれません。
色を付けたくない箇所には、事前にマスキングテープで保護をしておきましょう。
万が一触ってしまっても、マスキングテープのおかげで汚しません。

・まずは脱色

色をきれいに入れるためには、まず今付いている色を落としていきます。
部分的に色が落ちてしまった場合でも、そこだけでなく全体的にきれいにしていきます。
脱色剤は結構ニオイもきついため、換気の良い場所で行いましょう。
マスクや手を保護する手袋なども一緒に準備をしておけば、さらに安心です。
拭く時にはしっかりと汚れや色を落とすため、強めに拭き取っていきます。

・染料で着色をしていく

きれいに脱色ができたら、今度は着色を行っていきます。
原液の色をエタノールなどで薄めていき、ちょうど良さそうな色になったらはけを使って塗っていきます。
最初に薄めた色で塗った後は、染料の現域でもう一度染め上げしてきましょう。
しっかりと染め上げしていくと、仕上がりもきれいになりやすいです。

・ツヤを出していく

染料で着色しただけでは、新しい色が付いただけで終わってしまいます。
この時点ではツヤがありません。
何もしないでいると乾燥もしてしまいますので、基本的な普段のお手入れを行って保湿してツヤを出していきます。
クリームをしっかりと塗っていくと革に吸い込まれ、ピカピカになります。

・色は変えられるのか

着色する際に、本来の色ではなく少し変えてみたいと思うこともあるかもしれません。
本来の色よりも濃く着色するのであれば成功しやすいです。
ブラウンをブラックにするなど、濃い色であれば素人がやっても比較的きれいにいきます。

失敗したくない時にはプロに頼もう

靴職人,イメージ

自分でも着色はできますが、ある程度価格が高かった革靴を購入している場合などは失敗したくないと思うでしょう。
多少なりとも初心者が行うため、少し色にムラが出てしまうなど素人が塗った感も出てしまうかもしれません。
後悔したくない時には、思い切ってプロに頼みましょう。
費用はセルフで行うほうが安いですが、多少金額をかけてもプロに頼んだほうが仕上がりは良くなります。
色落ちの仕方や素材をしっかりと見分けて、違和感がないように美しく着色してくれます。

まとめ

まとめ,イメージ

革靴の色が落ちてしまって困った時には、着色を試してみましょう。
道具を揃えれば自分でも着色にチャレンジすることができますし、費用も抑えられます。
最初は不安かもしれませんが、色がきれいに入りクリームでツヤ出しできればそれなりに新品のような美しさになります。
しかし、高級な革靴などは絶対に失敗したくないですし、不安もあるでしょう。
その場合は多少費用がかかってしまっても、プロに相談して着色するのがおすすめです。

以上、革靴の着色についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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