スニーカーをハイター(塩素系漂白剤)で漂白する際には、いくつかの注意点を考慮する必要があります。
ハイターは非常に強力な漂白・除菌効果を持っていますが、使用方法を間違えるとスニーカーを傷めたり、色落ちさせる原因となり得ます。
ここでは、ハイターを用いたスニーカーの漂白方法と注意点を詳しく解説します。
スニーカーの材質を確認する
まず、スニーカーの材質を確認しましょう。
ハイターは塩素系漂白剤のため、綿や麻などの天然素材では使用できますが、革製や合成繊維の素材には使用を避けるべきです。
特に革製のスニーカーにハイターを使用すると、素材が硬くなったり、変色したりする恐れがあります。
漂白前の下準備
- 汚れを落とす:スニーカーの表面の汚れやほこりをブラシや布で落としておきます。この時、水で濡らさずに乾いた状態で行うのがポイントです。
- テスト漂白:スニーカーの目立たない部分でハイターを薄めた液に少し浸して色落ちや素材への影響を確認します。
漂白方法
- ハイターの希釈:指示された比率でハイターを水で薄めます。通常、水1リットルに対してハイターを小さじ1杯程度が目安ですが、商品によって異なる場合があるため、必ず製品の指示に従ってください。
- 部分漂白:全体を漂白する前に、特に汚れがひどい部分に先に希釈したハイター液を塗布し、数分間放置します。
- 全体の漂白:スニーカー全体を希釈したハイター液に浸します。漂白時間は素材によって異なりますが、長くても30分以内にしてください。
- よくすすぐ:漂白後は、ハイターが残らないように水で十分にすすぎます。特に、漂白液に長時間浸すと素材が傷む可能性があるため、すすぎは丁寧に行いましょう。
- 乾燥させる:直射日光を避け、風通しの良い場所で自然乾燥させます。乾燥機の使用は避けるべきです。
注意点
- 漂白時はゴム手袋やエプロンを着用し、室内が換気されていることを確認してください。
- ハイターは色素を分解するため、カラースニーカーの場合は色落ちのリスクがあります。必ずテスト漂白を行い、リスクを承知の上で使用してください。
- 漂白後はスニーカーの状態を確認し、問題があれば専門のクリーニングサービスに相談することも検討しましょう。
以上、スニーカーをハイターで漂白して大丈夫なのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。