腱鞘炎は手だけでなく足にも発症します。
足に違和感や痛みが生じると、スポーツのパフォーマンスが低下しますし、日常生活にも支障が出てしまうでしょう。
腱鞘炎を予防するためには、まずは原因を知ることが大切です。
ここでは、腱鞘炎になる原因と特徴、予防・対処方法、靴選びの大切さ、などについて説明していきます。
腕や手を使いすぎて腱鞘炎になるという事例は多いですが、足にも稀に発生することがあります。
多くは激しいスポーツや運動によって引き起こされており、日常的な動作が原因で発症することは少ないです。
ただし、足が圧迫される靴を履き続けると腱鞘炎になるリスクがあります。
加齢によって発症率が上がるのは、腱と腱鞘が弱くなるからです。
ハードな運動を日課にしている方は、若い頃は問題がなくても中高年世代になると腱鞘炎になることがあります。
足の腱鞘炎を防ぐためには、足への負担を減らすことが第一です。
現在の生活習慣では足への負担が大きすぎる可能性があります。
そこで、運動量を減らす、靴を変えるなどの対策してみてください。
腱鞘炎は足の甲や親指、くるぶしなど、さまざまな部位で発症します。
どの部分に負荷をかけているかによって、痛みが発生する部位が変わってきます。
腱鞘炎はしばらく安静にしていると、痛みが引いていくことが多いです。
また、サポーターを装着するなどし、患部への負担を減らすようにしてください。
これらの方法で解消しない場合は、鍼や手技、電気施術などの対策が必要になることがあります。
重症化した症状に関しては、局所注射や手術なども行われます。
腱鞘炎を重症化させないためにも、足に違和感を覚えたら腱鞘炎の可能性を疑いましょう。
ジャンプを伴うスポーツは腱鞘炎を招きやすく、未成年が来院するケースもあります。
足首にゆがみがあると発症しやすいため、必要に応じて整骨院でゆがみを調整してもらいましょう。
後は硬くなった筋肉をほぐして、動きやすくすることが大切です。
足のストレッチやマッサージを行って、筋肉を柔軟にしてください。
手術による治療を避けたい方は、筋肉が硬くならないように予防する必要があります。
ふくらはぎ、足首などが硬くなっている人も要注意です。
足に負担がかかりやすい方は、全身の骨格がゆがんでいる可能性があります。
体の骨格はつながっているため、骨盤がゆがむだけでも全身に影響します。
そうした場合は足の骨格だけを調整するのではなく、全身のゆがみを取り除くことが必要です。
足の腱鞘炎は非常にやっかいな症状で、時膝や腰にも違和感や痛みが生じることがあります。
腱鞘炎は何もせずに治るケースは少なく、それは原因を取り除かない限りは根本的に解決しないからです。
たとえばバスケットボールが直接的な原因になっている場合、それをやめなければ改善は困難です。
サポーターやテーピング、アイシングなどで予防はできますが、激しいスポーツを続けている以上は完治しません。
腱鞘炎対策では何よりも足を休ませることが大切になります。
裸足の時よりも、靴を履いている状態のほうが腱鞘炎が痛み出すという人は少なくありません。
靴は足を守るべき道具ですが、合わないものは足に負担をかけます。
歩いている時に違和感や痛みがある靴は、合っていないと考えられます。
歩きやすく疲れにくい靴を選ぶようにしてください。
腱鞘炎は激しい動作により、足に負担がかかることで起こります。
スポーツや運動する方は、無理しない程度の運動量に抑えてください。
腱鞘炎が重症化すると膝や腰にも痛みが発生し、手術が必要になるケースがあります。
早め早めに対処すれば、整骨院やセルフケアで対処できることが多いです。
以上、足の腱鞘炎の症状と予防対策についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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