ファーストシューズをご存知ですか。
赤ちゃんがもうすぐ生まれる、生まれたばかりといったパパやママ、ご家族はいろいろと情報を調べているかもしれません。
ファーストシューズは赤ちゃんが最初に履く靴のことです。
どのような言い伝えがあり、どんな靴を選べば良いのかご紹介します。
ファーストシューズという言葉は、日本ではあまり浸透していないかもしれません。
ヨーロッパなどでは赤ちゃんが歩き始める時の風習や儀式的な位置づけがあります。
日本でも赤ちゃんにまつわる風習や儀式はいろいろあります。
地域やご家庭の風習にもよりますが、たとえばお宮参りやお食い初め、一生餅などです。
お宮参りはご家族で神社にお参りして、健やかな成長を祈願する儀式です。
お食い初めは生まれてから100日の時に、100日元気で過ごせたことへの感謝を伝え、これからも元気で一生食べ物に困らないようにと行われている風習です。
尾頭付きの鯛やお赤飯など豪華な食事を用意します。
赤ちゃんはまだ食べられる時期ではないので、口に近づけて食べたような真似だけをさせます。
一生餅は1歳の誕生日に、一升分の重さがあるお餅を赤ちゃんに背負わせるという、地域に伝わる風習です。
一升と一生をかけ、一生食べ物に困らない、一生健やかに過ごせるようにという願いが込められます。
では、ファーストシューズとはどんな位置づけなのでしょうか。
元気に歩けるように履かせてみる、歩く真似をする儀式と思われそうですが、ファーストシューズは、赤ちゃんが最初の第一歩を歩く時に履かせるものです。
日本の赤ちゃんにまつわる儀式や風習は、将来を願って真似事をするなど、イベント的な要素が多いです。
一方、ファーストシューズは赤ちゃんがこれから歩き始める際に実際に使うものなので、赤ちゃんにとって安全かつ快適に歩ける、しっかりしたシューズを選ぶ必要があります。
お食い初めや一升餅のような形式的、儀式的なものとは異なるので、可愛いから、おしゃれだからなど、見た目やデザインだけで選ばないようにしましょう。
ヨーロッパではファーストシューズを玄関に飾っておくと、幸運がもたらされるという言い伝えがあります。
ファーストシューズを出産祝いなどでプレゼントされたら、歩けるまで保管しておくのではなく、玄関に飾りましょう。
この言い伝えには無事に歩けるようになるまで、スクスク育つという願いが込められています。
ファーストシューズ選びに悩んでいるパパやママもいるかもしれません。
ですが、ヨーロッパの言い伝えでは、パパやママ以外からプレゼントされると幸運がもたらされると言われています。
パパやママだけではなく、赤ちゃんが歩けるようになるのを心待ちにしている人がたくさんいる、早く大きくなってほしいと願っている人がたくさんいる、といった意味があるようです。
ヨーロッパでは、特におじやおばがいい、遠方に住んでいる人がいいなどと言い伝えられてきました。
たくさんの人に愛され、たくさんの人の愛情が詰まったファーストシューズを履いて、ケガすることなく元気に歩き、成長してほしいという願いが込められています。
赤ちゃんによって成長スピードや歩き始める時期、足のサイズも異なるので、生まれて間もない段階でのプレゼント選びは難しいですが、パパやママに相談しながら選んであげると良いかもしれません。
ファーストシューズは赤ちゃんが初めて歩き始める時に履く靴です。
パパやママ以外からプレゼントされるのがいい、履けるようになるまで玄関に飾っておくと幸運が訪れるなど、ヨーロッパに伝わる言い伝えがあります。
以上、ファーストシューズの言い伝えと選び方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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