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タンニンなめしの材料について

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タンニンなめしに使用される材料は、基本的に天然の植物性タンニンを含むさまざまな物質から構成されています。

タンニン鞣しに用いられる植物材料には、樹皮、葉、果実、木の実などがあり、それぞれ異なる特性と鞣し効果を持っています。

以下にタンニン鞣しに用いられる主な植物性材料について詳述します。

樹皮

ミモザ,イメージ

  • クエブラチョ(Quebracho): 南アメリカ原産の木の樹皮で、強力なタンニンを含みます。クエブラチョは深い赤褐色の色合いを革に与えることで知られています。
  • ミモザ(Mimosa): アカシアの一種で、樹皮はタンニンを豊富に含みます。明るい色合いと柔らかな仕上がりを革に提供します。
  • タンニンカシ(Tanoak): 北米原産の樹皮で、高いタンニン含量を有します。この樹皮から得られるタンニンは、堅牢で耐久性のある革を作るのに適しています。
  • カシア: これもまたタンニンを多く含む樹皮で、類似の特性を持つミモザと共に、しばしばタンニンなめしに使用されます。

  • スマック: ガンビアやセネガルなどのアフリカ諸国で育つスマックの葉は、タンニン鞣しに用いられ、革に柔らかさと柔軟性を与えます。

果実

  • タラ果実(Gallnuts): オークの木にできるイガのような突起で、非常に高いタンニン含有量を持ちます。これは特に強い鞣し効果を持ち、革にしっかりとした質感を与えます。

木の実

栗,イメージ

  • 栗の実: ヨーロッパでは昔から栗の実を使用したタンニン鞣しが行われており、耐久性と温かみのある色合いを革に与えます。

これらの材料は、鞣しプロセス中に革に浸透し、革のタンパク質と結合して不溶性の複合体を形成します。

これにより、原皮が腐敗することなく、柔軟で通気性があり、水に強い革へと変化します。

タンニン鞣しにはこれらの植物材料を単独で使用することもありますが、しばしば複数の材料を組み合わせて使うことで、望ましい特性を持つ革を生み出すことが可能になります。

例えば、耐久性と色の深みを出したい場合には、クエブラチョとミモザを混ぜ合わせて使用することがあります。

さらに、これらの植物材料は地域によって異なるため、使用される材料の種類がその地域の革製品の特徴を形作る一因ともなっています。

例えば、イタリアやフランスのタンニンなめし革は、それぞれ独自の植物材料を使用しており、それぞれに独特の風合いや質感があります。

以上、タンニンなめしの材料についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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