ブーツにはレースアップの紐靴が多いです。
紐がすぐにほどけてしまう、ブーツが緩い、紐がきつい、なんだか見た目がかっこ悪いなどと悩んでいる方はいませんか。
ブーツの紐の結び方を変えることで、おしゃれ感が増したり、緩さやきつさなどは着心地を調整できたり、紐が取れにくくなります。
この記事では、ブーツの紐の結び方について解説していきます。
靴の紐の結び方はいろいろなスタイルがありますが、代表的なのはパラレル、オーバーラップ、アンダーラップの3種類です。
パラレルは革靴などで採用される結び方で、フォーマルな印象を与えます。
ホールド力が高く、締めやすくて緩めやすいのが特徴です。
ブーツの脱ぎ履きがしにくい、ファスナーなどが付いておらず、紐だけで脱ぎ履きするといった場合には、締めやすく緩めやすいパラレルがおすすめです。
オーバーラップはハトメの上から紐を通す結び方で、スニーカーや運動靴などのカジュアルシューズで多く見られます。
日本で販売されているブーツでもよく見られる結び方です、ホールド力が高くなります。
アンダーラップは、オーバーラップとは逆にハトメの裏から紐を通す結び方です。
ハトメが多いブーツやハイカットスニーカーでよく採用されています。
圧迫感が少ない結び方ですが、ホール努力は弱く、緩みやすいです。
甲の圧迫感があるブーツの場合は、履きやすくなります。
購入時の結び方でないとダメというわけではありません。
紐を通し直すのは面倒ですが、自分の足にフィットするように結び直したり、ほどけにくい結び方にしたり、逆にスムーズにほどける結び方に直すことも自分次第です。
見え方としては、パラレルはフォーマルな印象、オーバーラップはブーツらしい表情のワイルドなテイスト、アンダーラップはスッキリとスタイリッシュな見え方になります。
きつすぎる、緩すぎるなど、履き心地の悪さを感じる方も、結び方を変えてみましょう。
足首がしっかりとホールドされすぎ、履き口のパットが窮屈で辛い時には、たとえば一番上のハトメまで紐を通さないで、2番目や3番目で結ぶ方法もあります。
見た目は良くありませんが、圧迫感は大幅に軽減されます。
ただし、フォーマルシーンには適しません。
また、下2~4段をオーバーラップ、上段はアンダーラップにする結び方や下2~4段をアンダーラップで、上段はオーバーラップにする結び方もあります。
2つの結び方をミックスさせることで、甲の高低や横幅など、自分の足の形状によりフィットするよう調整が可能です。
ブーツの紐をハトメの1番上まで通すと、足首までしっかり固定されます。
長時間歩く際は、1番上まで通した方が疲れにくくなります。
1番上まで紐を通すと、ブーツの筒の上部が足に当たって違和感を抱く方も少なくありません。
一方で、脱ぎ履きが大変に感じる方は、上から2番目まで通す結び方もあります。
ただし、紐が余ってしまうので、紐が垂れないように余った紐を足首に1周巻きつけるのがおすすめです。
また、靴ひもの結び方は蝶結びが一般的ですが、すぐに解けてしまうとお困りなら、ベルルッティ結びという結び方を試してみてください。
スニーカーや登山靴など、途中で紐がほどけるのを避けたい時にもおすすめの結び方です。
蝶々結びをアレンジした結び方で、初めの紐を結ぶ時に2回結んでから、次の輪を結ぶ工程でも2回結びます。
蝶々結びで紐を結ぶ際に2回ずつ行うだけなので簡単ですし、ほどけにくいです。
ブーツの紐の結び方はいくつも種類があります。
それぞれ見た目の印象やほどけにくさ、足のホールド力やフィット感が異なるので、シーンや自分の足に合った方法を選ぶのがおすすめです。
以上、ブーツの結び方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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