革靴はビジネスシーンやフォーマルシーンなどで多く使われていますが、食事のシーンで食べこぼしなどによって油染みができることがあります。
今回は、革靴に付いてしまった油染みの除去の仕方について紹介していきたいと思います。
革靴に付いた油染みは、放置しておくとそう簡単に落とすことはできません。
特にお気に入りの靴であれば、すぐに油染みが付いたら対処するようにしましょう。
油染みは、ほとんどのケースで料理の染みです。
パスタや唐揚げや天ぷらなどの揚げ物やステーキ、マヨネーズやドレッシングなどが思いがけず足元にこぼれた時や飛んでしまった時に油染みが付いてしまいます。
油分はどうしても革の中に浸透してしまうことから、そのまま放置しておくと汚れを落とすことができなくなるのです。
できるだけ染みに気づいた時にすぐ処置することが重要です。
ではここで、革靴に付いてしまった油染みの取り方についていくつかご紹介します。
どういった方法があるのでしょうか。
革靴に付いた油染みを除去する際は、染みとなっている油分をできるだけ吸着して取り除くことが大切です。
革靴は、綿などの素材とは異なり、簡単に水でガシガシと洗うことができません。
そこで、ベビーパウダーによって油分を吸い取って取り除くという方法があります。
ベビーパウダーを気になる油染みにしっかりと振りかけた状態で、一晩放置しましょう。
その後、靴ブラシやクロスなどを使ってこすり取るのではなく、優しくパウダーを落としていきます。
油染みがわかりづらくなるまで、ベビーパウダーを繰り返し振りかけ、一晩置き、拭き取る作業を行います。
ベビーパウダーがない場合は、小麦粉を代用してもかまいません。
ただし、ベビーパウダーの場合は、振りかけてから一晩置いただけですが、小麦粉の場合は1日くらいは置いておくと良いでしょう。
それでも落ちない場合は、台所用などの中性洗剤を活用しましょう。
中性洗剤を泡立ててタオルやクロスなどを使って、軽く叩いて油分を浮かせて取ると良いでしょう。
中性洗剤のほかに、シャンプーも効果的です。
2杯分くらいのシャンプーにお湯500mlほどを溶かし、そのお湯に布を浸してよく絞った状態で靴の表面を優しく拭きあげましょう。
今度は水に浸した布で表面を拭き、泡を落としていくと、きれいに染みを取り除くことができます。
自転車のタイヤのパンク補修に使用する接着剤があれば、これを油染みの箇所に貼って5分ほど置いておき、接着剤を剥がすと染みがだんだん薄くなっていくことがあります。
なかなか取れない場合は、数回繰り返してみると良いでしょう。
セルフで油染みが取れない場合は、ひどくなる前に靴専門のクリーニング店に相談をされると良いでしょう。
時間が経ってしまうとプロでも取りづらくはなりますが、素人がやるよりもきれいに染み抜きをしていただくことができます。
クリーニング店ならば洗ってもらうこともできますし、色褪せてしまった靴もしっかり本来の靴の色に補色してくださるので、きれいな状態で返ってきます。
外出先で中性洗剤や接着剤、ベビーパウダーを持ち歩くわけにはいきません。
この時、何もない状態での応急処置方法について簡単にご紹介します。
ハンカチなどは手元に持っていると思われますので、ハンカチを水で濡らして絞った状態で軽く何回か油染みの箇所をトントン叩きましょう。
これだけでも少し薄くなるはずです。
帰宅後は、速やかに上記の方法で油染みの除去を行ってください。
いかがでしたでしょうか。
革靴の油染みは、できるだけ素早い処置をしないと染み込んで取れなくなってしまいます。
外出先の場合は水で濡らしたハンカチなどを硬く絞ってから叩くように染みを落とすようにし、帰宅してからベビーパウダーや中性洗剤、シャンプーなどを使って染み抜きをされると良いでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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