革靴を履く前には事前にメンテナンスを行うことで、美しく使用することができます。
今回は、革靴を購入したらまずはぜひやっていただきたい、革靴のシワ入れについて解説していきます。
ぜひ参考にしてみててください。
革靴を履いているといつの間にか履きジワができていることはありませんか。
しかも、思ってもいないようなおかしな位置に履きジワができると、せっかくの新品の靴が台無しになります。
特に高級な革靴を買った場合に、変なシワができたらどなたでもがっかりされるはずです。
歩行する際に革靴が足の形に合わせて折れ曲がってしまうことから、革靴にシワができてしまうのはどうしてもやむを得ないことなのですが、できればシワができてもまったく違和感のない場所に付くほうが良いものです。
そこで、購入後にあらかじめシワを付けておくことで、想定外の位置に付いた履きジワを予防することができます。
このように、革靴のつま先側にある折りジワができる部分に故意にシワを付けることをシワ入れと言います。
シワ入れを行うと、左右対称できれいなシワが付くという点です。
足の形や足の大きさは若干右と左で異なるものですし、左右の足の動かし方などで革靴の折りジワは左右非対称になってしまうことが多いです。
あらかじめシワを左右対称の定位置に入れておくことで、見た目の美しさを保つことができることでしょう。
シワ入れをしていない場合は、左右非対称になるだけでなく、何本も折りジワができてしまうこともあり、新品でありながらも革がよれているように見えてしまいます。
シワ入れを事前に行うと、シワ入れしたシワ以外の場所に目立つシワができづらいので、靴の形を美しく保持することができるでしょう。
また、履きジワが複数付いているとその分足にシワが当たって、履き心地の悪さを感じられる方も少なくありません。
シワ入れを行うと、シワが当たって気持ちが悪いといったようなことは起きませんので、快適な履き心地を楽しめます。
では、ここで実際に革靴のシワ入れのやり方について紹介していきましょう。
まず、シワ入れを行う前は、折り曲げたい位置を中心に靴用のクリームを塗っておくようにしましょう。
クリームを塗布することで革が柔らかくなりシワを付けやすくなるからです。
また、革が乾いた状態でシワ入れを行うことで、ひび割れを起こすリスクもありますので、事前にクリームで革を柔らかくするのは必須でしょう。
靴のシワ入れを行うツールとしては、ボールペンや細目のサインペンなどがおすすめです。
シワを付けたい位置を少しかかとを上げてつま先立ちのようにしてみることで確認します。
かかとを上げた時に折りジワが付く箇所を見つけます。
これがシワを付けるのに理想的な位置です。
靴ひもが付いている靴であれば、あらかじめ靴ひもを強く結んでおくとシワの位置を見つけやすくなります。
シワを付ける位置にボールペンを置いたら、そのままたかかとを上げてつま先立ちのようにしてしっかりシワを付けます。
かかとの上げ下げを何度も行うことでシワがだんだん付いていきます。
この時に、無理やり1回でしっかりとしたシワを付けようとすると、想定外の位置にシワが入ってしまうおそれがあるため、できるだけ数回に分けて少しずつ何度もシワをじっくり入れていくと良いです。
シワ入れが終わった後、そのままにしておいても良いですが、クリームが乾燥して乾いてくると、せっかく付けたシワが高くなって強いシワが入ってしまうことになり、ひび割れにつながることもあります。
自然なシワが入るようにするには、シューキーパーで最後に革を伸ばすようにするとひび割れなどのリスクを減らすことができます。
革靴は、購入後におかしな位置にシワが固定して入らないように、購入後できるだけ早めにシワ入れを行いましょう。
シワは自分で簡単に付けることができ、ボールペンでシワを入れたい位置に数回に分けて入れることで、自然でこなれた印象を与えることができます。
以上、革靴のシワ入れについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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