革靴を丁寧に履いていたにもかかわらず、ある時間違ってものを落としてしまって衝撃が加わり凹んでしまうこともあります。
意図せず急に凹みができてしまうと、精神的にも立ち直れない気持ちになってしまうでしょう。
直せる可能性も十分にありますので、まずはトライしてみてください。
どうしても難しい場合は、プロに相談してみましょう。
革靴はスニーカーなどに比べてデリケートに作られているため、思ったよりも簡単に凹みができてしまうこともあります。
そんなに大きくは目立たないものの、革靴を見れば凹んでいるのがわかりこのままでは履けない状態になるケースもあります。
日々生活していると気を付けているつもりでも、何かが落ちてきたり、ぶつけてしまったりで革靴が凹むことはよくあるのです。
まずは自分でも直せる可能性がありますので、頑張ってみましょう。
ここからは、革靴の凹みを直す方法を紹介していきます。
そんなに難しい作業ではないため、チャレンジしてみてください。
普段から革靴を履いていると、多少なりとも汚れが付いてしまいます。
まずは砂やホコリを取ってきれいにするため、馬毛ブラシを使ってきれいに取り除いていきましょう。
どうしても細かくて汚れが落ちにくい箇所は、歯ブラシのような小さいブラシを使用してあげるときれいになります。
ホコリをある程度取ったら、今度はクリーナーを使って優しく拭き取っていきます。
まずおおまかに大きな汚れを取っているため、拭いても革靴に傷を付ける心配はありません。
クリーナーを使った後は、保湿するためデリケートクリームでお手入れをします。
保湿すると革靴が柔らかくなるため、凹みも直しやすくなります。
デリケートクリームを再度馴染ませて、アビーレザースティックを使ってならしてみましょう。
凹みの具合を見ながら、力加減を調節します。
すると、直せる凹みであれば元に近い状態になります。
革靴をきれいに見せるために、クリームでコバを磨きます。
裏面のソールも結構劣化しやすいため、こちらもソール用のオイルでお手入れしておきましょう。
スタンダードな手順として、革靴を磨くような感じで、その中に凹みを直す工程を入れてあげると良いでしょう。
ただ革を押すだけでは直らない場合、ほかにも方法があります。
革は温かい方が柔らかくなりますので、その性質を活かします。
そのため、比較的失敗せずに温める方法といえば、ドライヤーがおすすめです。
まず凹んだ部分を中心にドライヤーを当てて、革が良い感じに温かくなったタイミングで革を押してみます。
クリームを付けただけではあまり変化がなかった革も、ドライヤーで温めることによって元の形に戻りやすくなります。
ドライヤーで温めた部分は乾燥しているので、凹みが直ったら保湿をしてあげましょう。
急激にドライヤーで熱を加えることへ抵抗がある場合は、タオルを温めて凹んだ部分に当てるのもおすすめです。
タオルを温める際はある程度の厚さが必要で、理想は80℃程度です。
そして、熱を加えて、同じように凹みを直していきます。
この場合も水分が蒸発すると乾燥してしまうため、最後にクリームでの保湿はしてあげてください。
革靴の凹みができてしまった時には、頭の中が真っ白になるくらいショックでしょう。
すぐに靴の修理に出さなくても、自分で直せる可能性があります。
まずは普段お手入れをする時の手順で、クリームで柔らかくし伸ばしてみましょう。
それでもダメな場合は、ドライヤーなどで熱を加える方法もあります。
何をやっても凹みが直らない時には、プロに相談してみてください。
以上、革靴の凹みについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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