あなたは革靴を選ぶ時、どんな基準で選んでいますか。
デザインなど見た目で選ぶ方や値段で選ぶ方、ブランドで選ぶ方もいるかもしれません。
ですが、革靴にはマナーがあるので、革靴を履くシーンによっては選び方に注意する必要があります。
どのようなマナーがあるのか見ていきましょう。
あなたは革靴のマナーをご存知ですか。
中高生の時から通学時に運動靴ではなく、ブレザーの制服に革靴を履いていた方や就活の際に安い合皮の革靴を何足も履きつぶした方もいるかもしれません。
社会人になってから忙しくて靴磨きをする暇もなく、汚れた革靴を履いて通勤しているなんて方もいることでしょう。
若い頃から革靴に馴染みがある方や通学や通勤で毎日のように履いている方ほど、意外に革靴マナーを知らない方が多いです。
なぜなら、日々の生活に溶け込んでしまい、当たり前のアイテムになっているので、特にマナーを意識せず、デザインが気に入ったものや買いやすい値段のもの、履きやすいもの、丈夫なものなど、自分の基準で選ぶようになっているためです。
通学や通勤で日常アイテムになっているといっても、そもそも学校の制服に革靴を合わせるのがルールとなっている場合やビジネスシーンではスニーカーやサンダルなどではなく革靴が基本になっているのは、すでにマナーが反映されています。
学校や会社など多くの人が集まる公的な場、社会的な場で身に着けるべきフォーマルシューズなのです。
他人に失礼な印象を与えない、きちんとした靴という意味になります。
革靴はさまざまなデザインや色のものがありますが、好みや値段で選ぶのではなく、シーンによって使い分けるのがマナーです。
フォーマル、セミフォーマル、カジュアルなどシーンによって最適な革靴を選ぶのがマナーです。
最もフォーマルで、冠婚葬祭などの大切なシーンに選びたいのは、ストレートチップで内羽根式の紐付きの黒い革靴です。
ストレートチップはつま先のデザインを指し、つま先に横のラインが1本入っているタイプになります。
内羽根式とは、紐を通す部分が革靴全体と一体的になったタイプです。
そして、紐なしより、紐付きがフォーマルになります。
紐がほどけるのが不安だから、紐を結ぶのが面倒と、冠婚葬祭の場にサッと履けるタイプの紐なしの革靴を履いていくと、マナーを知らない人と思われかねません。
革の素材は本革がベストで、最もオーソドックスなのは牛革のスムースレザーです。
これに対して、革を起毛させたスエードは、フォーマルではありません。
カジュアルなシーンには使えますが、冠婚葬祭にはスエードの革靴はNGです。
近年は本革と判別がつかないレベルの合皮の靴も登場しているので、予算の制約などがあれば、合皮の革靴でも問題はありません。
セミフォーマルなマナーが求められるビジネスシーン、デートなどカジュアルシーンでは、最上級のフォーマルな革靴でなくてもかまいません。
それぞれのシーンに適した、デザインや色の革靴を履くことができます。
もっとも、いずれの場合でも共通して守りたいマナーが、革靴をきれいに磨いておくことです。
革靴が薄汚れているままや傷だらけの状態で人前に出るのは、その時点でマナー違反です。
その場にいる方に敬意を払うためにも、革靴は丁寧に磨いて常にきれいな状態で履いていくようにしましょう。
革靴にはマナーがあります。
フォーマルなシーンでは、ストレートチップの内羽根式で紐付きの黒い革靴を選ぶのがマナーです。
ビジネスシーン、カジュアルシーンなどシーンに適したデザインの革靴を選ぶことがおすすめです。
いずれの場合も、きれいに磨いておくことが革靴マナーとなっています。
以上、革靴のマナーについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
カテゴリ一覧