革靴を購入したらすぐに履き始めたいと思ってしまいますが、事前にやっておくことで長持ちしやすくなりますので頑張ってひと手間かけましょう。
どんなプレメンテナンスを行っておけば、お気に入りの革靴をきれいに保てるのか紹介していきます。
同時に履き始めは足に慣れなくて困ってしまう方もいると思いますので、履きやすくするコツも紹介していきます。
自分の手元に来たばかりは新品に感じてしまいますが、実は革靴を手にするまでに結構時間が経っているものです。
乾燥しやすく、劣化がすでに始まっているのです。
特に海外から来た革靴は、輸送にもある程度の日数がかかっています。
持ちを良くするためにも、準備は必要です。
紐が付いている場合は大変ですがきれいに外してから、ホコリを取り除くようにしましょう。
形が崩れないようにシューズキーパーで固定してから、革靴用のブラシを使ってホコリを落としていきます。
まだ履き始めで誰かが外で歩いたわけではないため、そんなに汚れは付いていません。
簡単に払うような感じで優しく取り除き、きれいにしておきましょう。
出荷する前に製造元で革靴の状態を保つために、クリームやワックスでお手入れされています。
この古いワックスなどを残したままお手入れしてしまうと、せっかく新しく磨くために付けても浸透しません。
古いワックスなどをリムーバーで取り除き、その後新しいクリームなどで保湿を行います。
履き始めはほとんど乾燥していて水分が足りない状態ですので、乳化性のクリームを使い保湿を行います。
クロスに少量を取り、優しく革靴全体に付けていきましょう。
べったり付ける必要はなく、少量を少しずつ優しく塗りこんでいきます。
少量を優しく塗ってはいますが、すべてのクリームが革靴に馴染むわけではありません。
余分なクリームはそのまま表面に残っている場合も多いので、乾いたクロスで拭き取るようにしましょう。
拭き取ることでピカピカ感も出て、見た目がさらにきれいになります。
すべて完了したら雨の日でも安心して使えるように、防水スプレーを全体的に吹きかけます。
スプレー缶を使用する時などは、外など換気の良い場所で行いましょう。
少し離してから、スプレーを吹きかけていきます。
革靴の履き始めは固さがあり、足を入れて履き続けると靴ずれを起こす方が多いです。
ある程度きつさがあると、覚悟して履くようにしましょう。
毎回履きこなしているうちに、革靴へ足から適度な水分と体温が伝わり固さが緩和されていきます。
柔らかくなると、変に足を圧迫しなくなってくるので歩きやすくなります。
慣れるまでは大変ですが、なるべく頻繁に履くようにしましょう。
革靴は温度でも柔らかくなりやすいので、ドライヤーを活用する手もあります。
直接ドライヤーを当てて熱を加え、革を指で伸ばしていきます。
ただ早く柔らかくしたい気持ちが勝ってしまい熱くしすぎると、革が乾燥して逆に割れてしまう原因にもなるため注意は必要です。
やりすぎない程度であれば、ドライヤーを当てるのは効果的です。
履き始めに足が痛すぎてどうしようもない場合は、ぜひチャレンジしてみてください。
革靴が届いたら、すぐに足を入れて歩き出したくなるかもしれません。
しかし、届いた時にはすでに製造されてから時間も経過していて、乾燥が始まっています。
まずはお手入れをして、再度革靴に水分を与えてあげましょう。
革靴の履き始めはすぐにフィットせず、固くて靴ずれを起こしやすい状態にあります。
慣れるまでは大変かもしれませんが、頻繁に履き馴染ませていきましょう。
以上、革靴の履き始めにしておきたいことについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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