革靴は手入れをしっかりと行うことで長持ちさせられます。
大切に扱っている人とそうでない人とでは、革靴の寿命が大きく変わってくるのです。
ここでは、革靴を長持ちさせる方法、雨が革靴に与える影響、メンテナンスの方法などについて説明していきます。
靴というのは形状が崩れてしまうと、元に戻すのは難しいです。
特に革靴は硬い性質がある反面、ひとたび型崩れすると元に戻りません。
そこで、履く時は必ず靴べらを使うようにしてください。
靴べらなしでも普通に履けるという方がいますが、少しずつバックの部分が崩れてきます。
靴べらは玄関に置いている家庭が多いですが、持ち運びする方はあまり多くはありません。
しかし、車を運転する時などは、靴を履き替えたほうがいい状況があり、その際は靴べらがあると便利です。
靴というのは履けば履くほど傷むものです。
使用頻度に比例して傷むので、ゆっくりと靴を休ませることが大切になってきます。
革靴は特に湿気を帯びやすく、その影響で傷みが促進されたり、雑菌繁殖が増えたりします。
汗を十分に乾かすという意味でも、履いた靴は3日くらい休ませたいです。
そのため、革靴は2~3足くらいは用意しておきたいです。
シューキーパーを使用すれば、より長持ちさせることができます。
シューキーパーは高くても1万円しないものが多いので、革靴の数に合わせて用意しておきましょう。
革靴は特に雨のダメージを受けやすいです。
傘をさして外を歩いていても、革靴には雨が付着します。
雨は油分を除去する働きがあるため、革靴から光沢感を奪ってしまいます。
履いたまま放置しておくと靴の寿命が短くなるので、履いた後は雨を拭き取ってから乾燥させてください。
革靴を隅々まで乾かすには3日程度かかるので、そうした意味でも数足用意しておきましょう。
雨天で革靴を履くような状況にあるなら、防水スプレーを吹きかけておくのがおすすめです。
雨を弾いてくれるので、同時に泥水による汚れも防止できます。
防水スプレーは至近距離から吹きかけずに、30cmほど離すようにしてください。
そうしないとスプレーの成分が残って、染みになることがあります。
ポイントは遠めから吹きかけて、靴全体に成分を行き渡らせることです。
太陽光を当てると早く乾くという理由で、ベランダなどに置いている方は少なくありません。
しかし、太陽光は革靴を傷める原因になり、色褪せを招くことがあります。
そこで、日陰で風通しの良い場所を選んで乾かしてください。
靴は外側よりも内側に湿気が残りやすいので、新聞紙を入れておくのもおすすめです。
新聞紙をこまめに交換すれば、より早く乾かせるでしょう。
中敷きがある場合は、外してから乾かすようにします。
湿気が溜まったままの状態は、悪臭やカビの原因になります。
足特有の嫌なニオイは、靴によって引き起こされることが多いのです。
乾かした後は靴専用のクリームで油分を与えてあげましょう。
油分は塗膜を形成して、雨や汚れを弾いてくれます。
なお、ドライヤーで急速乾燥させる方法は、熱によって革を収縮させる原因になるので避けてください。
革靴を履く時は型崩れ防止のために、必ず靴べらを使用してください。
玄関に備え付けておくのはもちろん、外出用としても1本持っておくと便利です。
靴へのダメージを減らすには、複数の革靴をローテーションで使用しましょう。
それにより靴の湿気を防ぎ、長持ちさせることにつながります。
雨天時は特に靴がダメージを受けやすいため、履いた後はしっかりと水分を拭き取ってから乾かしましょう。
天候が悪くなると予測されるなら、事前に防水スプレーを吹きかけておくのがおすすめです。
靴の油分が抜けてきた場合は、靴専用のクリームで注油してください。
以上、革靴を長持ちさせるコツについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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