革靴の耐久性は使い方によって大きく変わるため、一概に何年履けるとは言い切れません。
少しでも長く履くためには、革靴を守るための使い方を意識しましょう。
ここでは、革靴の一般的な寿命、革靴を長く持たせるコツ、靴に刺激となる原因などについて説明していきます。
革靴はずっと履き続けることはできません。
どんなに大切に扱っていても必ず劣化していきます。
寿命は1~6年と幅があり、これは使用する時間、頻度、お手入れなどによって変化するからです。
たまにしか履かない場合であれば長持ちしますが、毎日履いている場合は傷みが早くなります。
手入れをせずに履きっぱなしにしている場合も同様です。
革靴は手入れをすることで傷を目立たなくし、光沢感を引き出すことができます。
さらに、劣化を抑えられるので、長く履くことができるのです。
革靴の使用時間と頻度が少なく、さらにお手入れを徹底している方ですと、10年以上履き続けることも可能でしょう。
革靴は高額なタイプほど耐久性が高いと思われがちですが、繊細な素材を使用しているので傷みやすい傾向があります。
1種類の革靴を毎日履くという使い方は得策ではありません。
靴は休ませないと劣化が加速するので、毎日履かないことが基本です。
履いた靴は3日ほど休ませるのが好ましく、たとえば月曜日に履いた靴は火曜日・水曜日・木曜日と休ませて、金曜日から履くようにします。
一つの革靴を毎日履いていると、半年ほどで寿命を迎えることがあります。
革靴の小さい傷やくすみは目立たなくできますが、ボロボロになったら履き替えるしかありません。
革というのは少しずつ伸びる性質があり、伸び切った時に寿命がやってくるのです。
革靴は水に弱い性質があるので、雨の中を歩くと傷みやすくなります。
また、晴天の日であっても人間の汗により靴の内部が湿ってきます。
こうしたわずかな水分であっても、革靴から耐久性を奪ってしまうのです。
履いた靴を休ませる理由には、靴を乾燥させることもあります。
油分も革靴にダメージを与えて耐久性を弱くします。
靴専用のワックスは問題ありませんが、汗に含まれる皮脂はダメージとなるのです。
さらに、汗には塩分も含まれており、これも靴に良くありません。
靴を履くという行為そのものが靴にとってダメージとなるわけです。
後は、だらしない歩き方をしている場合も靴の減りが早くなります。
たとえば、サイズが大きすぎる靴は、歩いている最中に脱げそうになるでしょう。
サイズが合っていないだけでも、靴はより早く傷んでしまうのです。
もし左右の靴で減り方が異なるようなら、骨格がゆがんでいるのかもしれません。
歩き方や体のゆがみなども靴に影響を与えます。
革靴は型崩れを起こすと、急激に耐久性が落ちてしまいます。
型崩れを防ぐ基本は毎日履かないことですが、それに加えて靴べらを使用することも大切です。
靴べらを使わないと、かかとで靴のバックを踏むことになるでしょう。
ここが傷んでいる人は、靴べらを使用していないと判断されてしまいます。
靴べらは玄関に備えておくのが基本ですが、携行用としても1本持っておきましょう。
革靴全体の型崩れを防ぐにはシューキーパーが役立ちます。
革靴は履き方やメンテナンスなどにより、耐久性が大きく異なります。
大切な靴を長く持たせるためには、ローテーションで履くことが基本です。
靴は履くだけで劣化する性質があるからです。
特に雨や汗は劣化を早めるので、履いた後は靴をよく乾燥させてください。
靴を履く時は靴べらを使用し、バック側の型崩れを防ぐことが大切です。
靴全体の型崩れ防止にはシューキーパーを活用しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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