偏平足は重大疾病ではありませんが、足や体に良くない症状であることに違いはありません。
大人になってからの偏平足は生活習慣が影響していることがあります。
ここでは、偏平足の症状の特徴、放置してはいけない理由、予防するために大切なことなどについて説明していきます。
足にはアーチが存在しますが、偏平足はこのアーチ部分がなくなる症状です。
足裏を見た時にくぼみがなく平らになっています。
偏平足は重大な疾患ではなく、通常の生活をする分には支障が出ないことが多いです。
偏平足がデメリットとなるのは、ハードな運動やスポーツをされる方でしょう。
こうした方は足に痛みや違和感が生じることがあります。
偏平足は決してめずらしい症状ではなく、子どもには頻繁に見られています。
まだアーチを形成するための骨が発達していないからです。
アーチは年齢を重ねるにつれて形成されていき、中学生くらいになると立派なアーチができあがります。
大人になってから偏平足になる場合は、腱のトラブルや肥満などが関係していることが多いです。
偏平足が原因で重大な健康障害を引き起こすことはありませんが、外反母趾や足底腱膜炎のリスクにはなります。
土踏まずがなくなれば、歩いたり走ったりする時に足にかかる負荷が大きくなります。
足の健康のためには、なるべく偏平足は改善させるべきでしょう。
医療機関で足底板などを活用し、足を矯正していく治療法が一般的です。
痛みが発生している場合は鎮痛剤を使用するなどして緩和させます。
手術による治療が推奨される場合もありますが、これは稀なケースです。
偏平足は目視で判断できるので、気づいたら即対策しましょう。
偏平足になると足への負担が増すため、それを少しでも抑えるためにダイエットが推奨されます。
肥満体型の場合は適正体重まで落とすように医師から指導を受けることがあります。
体重が重たいと膝関節に負担がかかりますが、足裏への衝撃も増すのです。
また、必要に応じてリハビリが導入され、骨格を強化するという方法もあります。
今はまだ偏平足ではない方も、肥満体型だと発症するリスクが高くなります。
そこで、適正体重以内に抑える程度のダイエットを行いましょう。
ダイエットの目的は生活習慣病の予防やスタイルの維持だけではありません。
関節や骨格の変形を防ぐという意味もあるのです。
ダイエット中の運動に関しては、大きな負担にならない程度に行いましょう。
適度な運動は体にとってメリットしかないからです。
歩くことでアーチ部分を強化し、偏平足を防ぐことにもつながります。
足というのは靴の影響を強く受けます。
合わない靴を履いているだけで、足が痛くなってしまうのです。
偏平足が長く続くと姿勢の悪化につながる可能性もあります。
履いていて痛いと感じる靴、圧迫される靴などは好ましくありません。
靴選びで迷った時は、靴専門店の店員さんに相談すれば適切なものを選んでくれます。
足が非常に疲れるという方は、合わない靴を履いているのかもしれません。
靴を見直すだけでも偏平足の予防ができます。
靴選びではつま先に余裕がある、かかとが安定するなども考慮して選んでみましょう。
足裏を見た時平らになっていたら偏平足の状態にあります。
命に関わる症状ではありませんが、外反母趾や足底腱膜炎の原因になるので要注意です。
予防対策で重要なのはダイエットや適切な靴選びなどです。
大人になってから偏平足になってしまう場合、腱の変形や肥満などが影響しているケースがよく見られます。
自主的な対策で改善しない場合は、医療機関で検査・治療を受けることも検討してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
カテゴリ一覧